久々の更新となりました。ななつ うみです。
今回は11年ぶりに最新ナンバリング作品となったデビルメイクライ5をプレイした感想を、感情の赴くままに書き綴っていこうと思います!!
※ちょいちょいネタバレを含むので、これからプレイ予定の方は注意してください。
初代発売から実に18年・・・ついに最新作が発表された。
いやー、月日が経つのは本当に早い。初代デビルメイクライが発売されたのが2001年。
私が丁度高校1年生になった年です。21世紀初の高校1年生ですよ(歳がばれる)。
あれから18年が経って、ようやくナンバリングタイトルの5作品目が登場したわけですねえ。
それだけですでに感慨深いものがある。
私がいかにデビルメイクライが好きだったかを物語るエピソードはこちら↓
それでは早速プレイ!・・・と思うも、ダウンロード版デラックスエディションみたいなのを購入していたので、まず特典アイテムのインストールが多くてなかなか始まらない・・・。
体験版をプレイしていた人は追加でアイテムをもらえるので、体験版は消さずに残しておいたほうがよさそうです。
ダウンロード完了を待ちながら、寝落ちする支度を整えプレイ開始!!
まずは難易度選択から。
シリーズ未プレイの方は「HUMAN」モード、既プレイの方は「DEVIL HUNTER」モードをおすすめされます。
歴代全シリーズをやってきた身としては「DEVIL HUNTER」モードでもいいかなと思ったのですが、今回私の苦手なサモン系のVがプレイキャラにいるもので、ここはひとつ用心と謙虚さをもって「HUMAN」モードを選択しました。私のプレイスキルじゃ「悪魔ハンター」なんてとてもとても・・・わたしゃ人間で充分ですよ・・・。
で、その結果なんですけど。
「HUMAN」モードって実質EASYなんでしょうねこれ。これまでのシリーズを体験してきた
身としてはかなりぬるい。
ボス初戦で全然いい戦いができてなくてもごり押しできちゃって、「あーこれはたいしたクリアランクにならんだろうな」と思っていてもあっさりSランクが取れちゃう。
ボスも削りやすいしあっという間に終わっちゃって、「え、もう終わり?!」っていう感じです。
後半はそれなりに苦戦しますが、復活アイテムのゴールドオーブを使ったのは全体を通して3回くらいだったかな?
まずはストーリーを追うためにサクサクプレイしたい、デビルメイクライシリーズ初プレイでアクションが苦手・・・。という方は「HUMAN」をお勧めします。
が、やっぱり歴代シリーズをプレイしてきたファンの方なら、「DEVIL HUNTER」モードの方がいいかもしれません。骨のある相手に苦戦しながら、「よっしゃ勝ったぁ!」みたいな駆け引きを繰り返してストーリーの最後を迎える方が、感情移入の深さが違うんじゃないかなと。
正直「HUMAN」モードでサクサクプレイだったので「え、こいつこんなあっさり倒されるんか」っていう感想になってしまって、ちょっと味気なかった。
ボスと戦う時間もあっという間なので、印象深い戦闘っていうのがないんですよね。なのでボスの印象もインパクトも薄くなってしまいました・・・。
やっぱりアクションゲームは『相手の動きを見切ってうまく立ち回る』っていう方がかっこいいので、あっさり終わってしまうとちょっと不完全燃焼ですね。
懐かしの武器から新しいプレイスタイルまで!アクション雑感
どうも私は直感的に動かせず。。。まだスキルを全部解放したわけではないですし、コマンドもちゃんと覚えてないので、爽快感を得るのはもうちょっと先かな。なので一回触った感想になりますが。
ダンテの武器がクセのあるものが多くて面白かったですね。戦闘スタイルの変更ボイスが仮面ライダーっぽくて笑っちゃった。「ソォードマスタァッ!」つって。
今回もダンテははっちゃけてました。バイク半分に割ってギアホイールでゴリゴリゴリィ!ってするとかよく考えたよね。これは戦ってて楽しかったです。
ただあのボクシングっぽい武器はなぁ。打撃が軽くて全然使ってないんですが、2週目でちゃんと使ってみようと思います。
このバルログという武器を獲得するに至った話が、今作の前日譚となる小説版デビルメイクライ5なんだそうで。小説もほしい~~~!かなりうまく今作につなげている小説なんだそうで、この話を知ってからプレイすると楽しさ倍増みたいです。
三節棍からの連結で如意棒みたいになって~っていうケルベロスという武器は、3作目に登場した武器ですが今回のも結構よかったですね。ただまぁ技の幅がもうちょいあるとなお良かったかな。
ダンテはめちゃくちゃ強くしたあとに「HAHAHA!!」って笑いながら敵を殲滅するおしゃれプレイで楽しみたいです。敵にピュッ!て帽子をかぶせる技なんか良く考えたよあれw
回を重ねるごとにおちゃめおじさん度があがっていくダンテ。良いキャラしてるわ。でも1作目のダンテはもっと渋かったと思う。
そういえばじじいダンテってどうなんだろうと思っていましたが、いざプレイしてみると案外違和感なく受け入れられました。
どうもしばらく魔力吸いすぎて、髪とか髭とか伸びちゃったんだよねっていうことらしいです。
次回作ではもうちょっと整えて出てきてほしいね。
ネロは正直、プレイ2週目からが本番みたいなもんなのでまだまだ語れませんな。強いていうならトムボーイの使いにくさはなんなのあれ。
あとパンチラインをもうちょっと上手に乗りこなしたかったなぁ。
どうしてもピンチになると無意識にL1ボタンを押してしまうんですが、これ押しちゃうと義手を強制的に切り離して壊してしまうんですよね。本来は緊急脱出目的で使用するらしいですが、何もない所で押しちゃうので「ピンチで武器壊してどうすんの!!!」ってなります。
なんで私すぐL1押しちゃうんだろう・・・とよく考えたら、L1はこれまで魔人化するためのデビルトリガーが配置されているボタンなんですよね。18年前からのセオリー「ピンチに魔人化!」を自然とやってしまってたんだなぁ~。もう初代からの操作が染みついてるんだと実感したのでした。
初登場のVはサモン系操作で、プレイする前から「これ私できないやつだわ」と思ってました。
一番の鬼門だった。
それぞれの魔獣を召喚するボタンは決まっているので難しくはないんですけど、グリフォン出したらシャドウの操作を忘れ、ナイトメアは棒立ちだし、なんかもうよくわかんない!
見ておかないといけないキャラが多くて忙しい。他に気を取られてると自分も攻撃されるしね。
やっぱり私はキャラ自体が攻撃しまくるタイプが好きなので、召喚獣に任せてあとは詩の朗読会ってのは性にあいませんでした。
ただ試みとしてはよかったし演出もかっこよかったので、何かの形でまた出したらいいと思う。強制プレイは嫌だけど、キャラ選択で出てくるならいいかなという感じです。クリア報酬で出るとか。
アクション関係はボタン配置の考察から何から、どっかの掲示版やら動画やらが沢山出てると思うので、そちらを参考にしていただければと思いますよ。
もちろん他人の案ばかりでなく、自分で気持ちよくなれる定番コンボを見つけてザックザクやっていくことも大事ですけどね!
大人になった?垣間見えるムフフとネロの成長。
今回は割とそういうのが多いです。ムフフです。これってアレにしか見えない。とか。ニコちゃんの表現が直接的すぎだとか。ネロの義手ってソウイウ用途もあるわけ・・・ふうううん。大人になったなネロ。
歴代ダンテガールのお姉さんたちがもろ脱ぎでしたね。トリッシュの服の仕様が判明して面白かった。もうちょいお姉さんたちにも活躍してほしかったなぁ。
トリッシュ姐さんが裸で路上に転がされたときは「ダンテこの野郎!」と思った。
あれには思わずつっこんでしまった。「ダンテそんなことしないよ~もっと紳士だよおお!」と。
お姉さんがたのEXカラーは結局ムービーでの衣装替えでしかないんだろうか?今後DLCでプレイアブル追加されないのかしら。
前作のネロってわりと真面目君な印象だったんですけど。今作のネロ君はちょっとこなれた雰囲気でいい感じに成長してましたね。
プレイヤーとともにキャラクターも歳を取るのが近年の海外ゲーのトレンドみたいですが、そのあたりカプコンはうまく取り入れてるなぁと思います。
ネロの成長といえば、ラスト直前に電話をかけるシーンなんか、前作じゃキリエへのプレゼントさえそっぽむきながら教会の座席に置いといちゃうあのネロ君が、そんな・・・そんな・・・おばちゃん涙でてきた。もうさっさと結婚してしまえ。
きっといっしょに仕事をしているニコちゃんの影響もあるのかもね。茶化しながらもネロの気持ちを汲んでくれる。父親に対して複雑な想いを抱いている似た者同士なところで、ネロの心の成長にも一役買ってるんじゃないかなと思いますよ。よくわかんないけど。
最後のニコちゃんの「なんであれ、父がいなければ私は存在していない」ていうような内容のセリフを聞いたとき、ちょっと涙でそうになった。デビルメイクライシリーズの根底に流れているテーマは「家族」「血脈」なんだよなぁって。
まぁネロ君はキリエ一択なんだけど!ニコちゃんにも彼氏作ってあげて下さい!!
あとバージルの若気の至りエピソードをいつかゲーム化してほしい。ネロのお母さんてどんな人だったんだ。あの堅物バージルを若気に至らせた女ってどんだけ魅力的だったのかっていう。興味ある。場末のなんたらだった気もしなくもないけど、どこで言及されてたかちょっと今は思い出せない。
1週目をクリアしてからが本番。真のエンディングは他にある!?
はい。1週目をクリアしても、後半の畳み掛ける展開に「え?え?」となって呆気にとられます。
呆気にとられたりホロリとしたり、かっこいいいい!ってなったりコイツらwwwってなったり忙しいゲームだなぁ本当に(褒め言葉)。
しかしねえ、このゲームシリーズに流れ続ける「兄弟喧嘩の決着」をつけてしまったら、ダンテやバージルはもう登場しないってことになるのか?でもずーっとこの問題をひきずり続けることもできないだろうってすごく悩みながらゲームを進めてたんですよ今回。
それぐらい今作はこの因縁にフォーカスしていました。2人の生家が出てきたりね。
これまでの物語に一旦区切りをつけて、次のステージに行きたい!!っていうスタッフの思いを感じました。シナリオつくるの大変だったんじゃなかろうか。
どう決着をつけるのかと思ったら案外おとなしい展開でしたけども、少しずつ氷が解けていくみたいにして、ダンテとバージルの関係性に変化が現れたかな?という風に思いましたよ私は。
息子に怒られたらお父さんもさすがに言う事きいちゃうのかもね~。なんて。
ダンテとバージルの兄弟喧嘩に甥っ子であり息子であるネロが入ってくることで、この兄弟の関係性がまた変わっていくっていうのが面白いですね。よくここまで持ってきたなと思う。
ただ真エンディングは2週目以降にある条件をクリアすることで見られるというので、1週目が終わってからが本番のようです。なにかテキストが流れるだけっていう噂ですが・・・なにが語られるんでしょうかね??
歴代シリーズの要素をうまくぶち込んだ、ファン垂涎のゲーム!
今作はこれに尽きます。登場キャラクター、敵キャラクター、シナリオ、音楽、あらゆる所にこれまでの作品に登場してきた要素を詰め込んで、うまく調理してくれたという印象。
プレイしてる間中「ここまでよくまとめたなぁ!」って思いましたもん。
まーちょっと綺麗にまとめすぎてて、記憶に残るボスとかシーンとかがあんまりないっていうのが
難点かなぁ。挙げるとすれば。
ちなみに音楽はネロの戦闘曲でありPVでも使われていた「Devil Trigger」が、イギリスで1位を
獲得したらしいです。つべの戦闘曲の再生回数がすごいみたいですよ。
初めてのトレイラーで流れた時「ダサい」って言ってたのにね。ごめんよ。いい曲だったよ!
あとゲーム内のオープニングスタッフロールの演出がめちゃくちゃかっこいいです。最初からクライマックスってやつですよこれは↓
敵キャラも雑魚からボスまで懐かしい面々が登場しますが、だからといってそこに使いまわしのような手抜き感はない。それがすごい。そういういやらしさを感じさせない。
きっとスタッフの方々、これまでの4作品+アナザー1作品の資料やらゲーム内容、各メディア展開の資料を全部振り返り、見直して、今回の作品につなげたんだろうなぁっていうのが伝わってきました。『ちゃんと考えて作った』というのがゲームからも感じ取れました。素晴らしい!
最近落ち目のグラだけいいゲーム未満の商品を作ってる大手ゲーム会社さんも見習うといいと思う。
スパーダを取り込んだ魔人ダンテのモーションの中だったか、初代のオープニングムービーで流れたスパーダのモーションが入っているっていうのをネットでちらっと目にして、そこまでやってくれたのか!!って思いました。
きっと私の気づかないところにも、過去シリーズの要素を沢山盛り込んでくれてるんだろうなぁと思います。
今回ばかりは久々に公式設定資料集とサントラの購入を決めました。あと攻略本も欲しい。ちなみに今日発売日みたいですけどね。完全攻略本。
一連のシリーズの集大成を見せてくれた!という作品でした。ただただ、このゲームを作ってくれたスタッフの方々にお礼をいいたい。
「作ってくれてありがとう!!」
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